What is 山岳部?

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ベルデです。

今回は自己紹介で少しだけ紹介した山岳部について書こうと思います。

そもそもみなさんの高校には山岳部(高校によっては登山部、ワンダーフォーゲル部)はありましたか?ほとんど聞いたことない方も多いと思います。

それもそのはず、軽くググると全国に約4600ある高校の中で山岳部があるのは700校弱。野球や陸上といったメジャーな部活と違ってかなりニッチな部活です。そんなマイナーな部活でも一応大会はあるし、インターハイまであります。うちの高校はインターハイ常連校で、マイナー部活なのに同じ高校の人からは”強い部活”と認識されていました。

まずは山岳部の実態を説明しましょう。

文字通り、山に登ります。

「山岳部」とあるように、活動場所は山です。高校によってボルダリングを専門にしてるところもありますが、多くの山岳部の活動内容は山に登ることです。僕の高校は週6で山に登っていました。登る山は様々で、平日は学校近くの300mほどの山に、土曜日はそれより高い山に登っていました。夏休み等には2000m~3000m級の山に登ったりすることもあります。これまでに登った山で有名なものだと、富山県の立山、石川県の白山、大阪府・奈良県の金剛山などです。

立山に登った時の写真

荷物は15kg

登山をする際に荷物はリュックサック(ザック)に入れますが、重さはなんと15kgです。これを背負って5,6時間行動することもザラです。なんでこんなに重いのかというと、自分たちの着替えや水、行動食に加えて鍋やバーナー、ボンベ、テント、シュラフを入れるためです。今考えるとこんな荷物背負って何時間も山に登るというのは狂気だと感じますが、これがデフォルトです。

流石にこんな荷物を詰めるのは合宿のときだけですが、じゃあ普段はなにしているのかというと、2L ペットボトルに水を詰め、重りとして負荷をかけて登山をしていました。こっちのほうがおかしいですね。重りを背負って山頂までのスピードを競うタイムレースもありました。

登るだけではない

山岳部には大会があると書きましたが、これは登るスピードを競うだけではありません。一見脳筋スポーツですが、意外と頭も使うのです。

例えば天気図。夕方にNHKラジオ第2で放送されている気象速報を聞いたことはありますか?いや、ないでしょう。その放送は、「石垣島 南の風 風力2 晴れ 1005hPa、南大東島では、、、、」のような日本と日本の地域の天気が放送されています。

(これは山岳部あるあるですが、日本最東端の南鳥島の天気は「不明」が多いです。少し怖い。)

その天気を天気図に書き込んでいき、等圧線や前線、低気圧や高気圧を正確に描くことが課題としてあります。レンジャーのごとく山に登ると思えば気象予報士でもないのに天気図を描くという、意味不明な部活です。今このブログを書いている自分も頭の中がカオスになりそうです。

登山の良さ

山岳部のカオスさを少しお伝えしたところで、「なぜ山に登るのか?」と思ってる方も多いでしょう。有名なイギリス人登山家ジョージ・マロリーに言わせれば

Because it is there.(そこに山があるからだ)

だそうですが、そんな格好いいことは山岳部ガチ勢ではなくエンジョイ勢の僕には言えません。ただ、しんどい思いで登った山の頂からの景色の素晴らしさは言葉で形容できません。他のスポーツよりもかなり危険で体力も必要であるのに、こんなにも多くの人が山に惹かれているのには理由があると思えるほど、登山は楽しく、一生を通してやりたいと思えるものです。

また、山は緑が多く、気分がリフレッシュされるのもよいです。多くの部活は学校の中でやるものですが、気分転換に景色を楽しみながら遠足気分でできるのも良い点だと思います。

立山・雷鳥沢キャンプ場から見える夜空

最後に

山岳部に入ることで、勉強だけでは得られない成長や経験ができました。
これから大学生活を充実させたい人、自然が好きな人、仲間と一緒に挑戦したい人にはぜひおすすめです。体力がない方も、散歩に行く感覚で近くの山、高台に登るだけでも登山です。そして子供から大人まで生涯を通してできるスポーツなので、これを読んだ方にぜひおすすめしたいです。

国立大学医学部4年生のベルデです。
医学部での生活や、趣味の旅行や登山など幅広いジャンルの記事を書いていけたらと思います!

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